我々のような相対の契約を主に取り扱っている生産者は様々な事が往々にして求められています。スーパーへの安定した供給、安心・安全を大前提とした品質管理。野菜の鮮度管理もさることながら、商品が私どもの手から離れるまで、常に野菜のクオリティに目を配っていかなければならない。そして何よりも重要なのは、その野菜がおいしく食べて頂いているかということだろう。
これからの野菜生産では消費者がより安心して、おいしく野菜を食べるために、私どもにはその一切の過程において、責任を負った生産が必要となってきている。例えば、スーパーでは一見新鮮に見えた食料品が、家庭で口にする時に萎れ痛んでしまう、というようなことがあってはならない。
最大の努力によって、できる限りの安全を、最終地点まで約束してこそ安全というものが確保され、初めて安心と言えるのではないか?そのために生産サイドの我々にできる事は?流通の段階での荷痛みの防止、収穫中の品質管理、最も時間のかかる育成期間なら、なおさら手を抜く事はできない。野菜が商品化されるまでの間、安全と謳うために用意されるチェック項目は130にものぼる。
その中でも私が最も重要と考えるポイントは、『土壌』である。安定した数量の野菜を供給し、約束された品質を長期間保ち、野菜のもてる食味を最大限に引き出す。それが『土壌』の持つパワーである。我々は長年堆肥を研究し、土に良いであろう、野菜によいものであろう、様々な資材を用いてきた。
安全な施肥管理を行い、病害虫さえ防いであげれば、その畑から採れる作物は自ずと安心でおいしいものとなる。忘れていけないのは、私どもは自然にまかせた生産をしているということ。力任せに何かを捻じ曲げるようなことをせず、自然に手を添え、その恵みを刈り取る。その野菜の本質たるものを消費者に届ける。安全たる本当の理由は自然回帰であるのかもしれない。
重要なのは土壌中のバランスなのだが、そう簡単にいくものではない。土は一生お付き合いをしなければならないもの。だからこそ、大切に取り扱っていかなければならない。悪性の菌類が土壌中に潜んでいるからと言って、化学薬品をばらまくのも正解とは言えないだろう。たくさんの考慮の結果辿りついたのが常陸化工鰍フ『丹精耕土バイタル』である。この資材には正直驚かされた。『微量要素』言うところのミネラル分の野菜に対する吸収が非常に良いのだ。野菜の根の張りも大変良いため、干ばつでも長雨でも安定した生産量が期待できる上、土壌中の栄養素も少なくてすむのだ。窒素で言うなら硝酸態も抑える事もできる。ミネラル分の吸収の良さは食味にも反映される。